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【文体考察】ブログは「敬語」か「タメ口」どっちを使うべきか?自分に合った特徴を分析してみた

f:id:LeiraWestie:20200425215334j:plainどうも、レイラ(@LeiraWestie)です。

 

俺がブログを書き始めた頃、一番悩んだのが文体に関するものだ。「敬語を使うべきだろうか?」「自分のことをなんて呼べばいいのだろうか?僕?俺?」と、とても悩んだ。

この悩みはブロガーあるあるなのではないだろうか?

 

悩み抜いた結果、俺は「僕+敬語」で書き始めることにした。一番それが無難だと思ったからだ。ただ、書きながら「何か足らないなあ」とか「なんか文章に違和感あるなあ」と思っていた。なので文体を直してみようと思い、様々なブログを読み漁り、読者がどういった受け取り方をするのか分析してみた。

 

そして、見ての通り「俺+タメ口」の形式に変えることにした。正直今でもこれでいいのか悩んでいるが、マシになった気がするのでとりあえずはこれで続けてみようと思っている。

 

というわけで、そこに至るまでのプロセスを振り返りながら、「敬語問題」と「一人称問題」について


個人的に考察したことをまとめてみようと思う。

 

今回は「敬語」に焦点を当てる。

 

自分をどう見みられたいか?

まず先に考えなければいけないのは、自分のブログの方針をどう設定するかということだ。それを明確にしておくことで、自分にとっての正しい組み合わせが見つけやすくなる。

 

最も考えるべきことは、「読者にどう見られたいか?」だろう。親しみやすいと思われたいのか、真面目な人だと思われたいのか、個性が強い人だと思われたいのか。そういった自分のイメージは、文体の影響を強く受ける

 

また、ブログの内容も考慮する必要がある。商品を紹介したいのか、何かを語りたいのか、ただ日常を記録したいのか。自分の伝えたいことを、最も効果的に伝えるための書き方を見つけなければいけない。

 

俺の場合ブログを書いているのは、アクセスを増やしたいというよりも、自分に興味を持ってくれる人が少しでも出来ればいいなという思いが強い。記事そのものよりも、記事を通して「レイラ」という人を知ってもらえるようなブログを目指している。だからジャンルは絞らず雑記ブログにしていて、ただ自分が考えてることとか、他人に教えたいことを書き綴っている。傾向としては考察記事が多いかな。

 

それで、この方針に合ってる書き方はどういうものかと考えてみたら、個性が出ている文章なのではないかと思った。「生産者の顔が見える食材」みたいに、「誰が書いてるか」が伝わりやすい文章だ。

 

じゃあ個性を出すには敬語かタメ口どちらだろうか?

 

敬語かタメ口か

世の中のブログの多くが敬語で書かれている。見た感じ敬語の使用率は80%以上といったところかな。まあ敬語が一番普通だし、実際俺も最初は敬語を使っていた。

 

敬語のメリットはなんと言っても「クセがないこと」だろう。イメージとしては「接客」みたいな感じだと思う。優しい口調で、低姿勢で話しかけてきて、相手が不快にならないような無難な言い回しを使ってくる。そして、敬語を使ってる人は「いい人」に見えるw。だから、敬語は不特定多数に向けて発信するのに向いている。ブログで敬語の利用率が高いのはそういう理由だからだろう。

 

逆にタメ口は、偉そうで、キツいイメージをもたらす。自分のことを知らない読者が見たら、拒否感を持たれて帰っていってしまうかもしれない。やっぱり自分の文章を抵抗なく読んでほしいなら、敬語の方がよさそうだよね。

 

以上のことから考えると、敬語の得意分野は「丁寧な解説文」だと思う。商品紹介とか、知識を教えるような記事がメインならば敬語を使っておくのがいいだろう。こういった記事は、丁寧さや親切さが重要視されるし、読者は検索から来た「筆者を知らない人」が多いので敬語が無難だ。営業マンが来て、「うちの商品こんなによくてさ~」ってタメ口で話してきたらおかしいでしょ?w

 

敬語の欠点

もちろん敬語にも欠点はある。一番の欠点は「説得力が無い」ことだ。

 

俺は敬語を使って書き始めていた時、どうしても安っぽい文章になってしまうことに悩んでいた。これはもちろん俺の文章力の無さが原因でもあるのだが、敬語を使っていることも原因なのではないかと考えた。

 

というのも、俺が面白いなあと思ったブロガーは、タメ口の使用率がとても高かったのだ。俺は考察系や論じる系のブログが好きなのだが、みんなすごく説得力のある文章を書いている。彼らはタメ口を使うことでより説得力を持たせ、自分の主張に自信があるように見せているのだろう(もちろん文章力の高さがあるからこそだが)。

 

だから、「自分はこれを伝えたいんだ!これを語りたいんだ!」って人は、タメ口にしたほうがいい。そっちのほうが強く伝えることが出来る。

 

どのぐらい変わるか例文で比べてみると

  • 人生で大切なのは金ではありません。
  • 人生で大切なのは金ではない。

 

やっぱり、タメ口のほうが「金ではない理由をちゃんと説明してくれそう!」って感じがしない?敬語のほうは胡散臭い自己啓発を聞かされてる感じw。例文が悪いせいでうまく伝わってないかもしれないけど。

 

もちろん敬語を使っているのにも関わらず、めちゃくちゃ説得力のある文章を書ける人はいる。でもそういう人は持ってる文章力や知識が元々高い。俺の好きなブログの中にけんすうさんという人がいるんだけど、彼は敬語なのにすごく説得力のある文章が書ける数少ない一人だと思っている。

 

敬語のもう一つの欠点は「他人行儀っぽさ」にあると思う。友達とか家族とか、仲のいい人と話す時に敬語は使わない。だから敬語は、まだ心を許して無くて、距離感がある所から話しかけられているイメージを持ってしまう。また、丁寧すぎることが無機質で人間っぽくない印象を与えてしまう。

 

それに対しタメ口は、「人間が書いている感」を出すことが出来る。ストレートに書きやすい分、自分の人間性が読者に伝わりやすい。言い方がキツイので初見の人は抵抗を覚えるかもしれないが、心を許せば筆者との距離がぐっと近づく。

 

だから個性を出したい人や、自分自身を知ってほしい人は、タメ口のほうが合っていると思う。

 

あと小さいことだけど、敬語はナメられやすいっていうのも欠点だよね。やっぱり低姿勢だから取っ付きやすい反面、見下されやすい。タメ口は強そうだから絡まれにくそうw

 

ここまでの話をまとめると、

  • 丁寧な解説をメインとしてるブログ、出来るだけ嫌われたくない人、は敬語
  • 考察や論評をメインとしてるブログ、個性を出したい人、はタメ口

という感じかな。数なら敬語、密度ならタメ口

 

言葉遣いという観点

話は変わるが、今この記事を書きながら「親しみやすいのは敬語かタメ口か」についてずっと考えていたのだが、良い答えが出てこなかった。

 

「タメ口は親しい関係で使うものだから、親近感があるのか?でも言い方がキツいから、ちょっと突き放されてる感じもするよな。敬語は優しい人には見えるけど、なんか距離があって他人っぽさがあるよなあ」となってしまった。

 

それで気づいたのが、親しみやすさは、敬語かどうかよりも口調のほうが影響が大きいということだ。

 

例えば

  • 今日はいい天気だ。
  • 今日はいい天気だよね。

だとどちらもタメ口を使っているが、感じるイメージは真逆だ。前者は、堅苦しくて何かを論じているような言い回しであり、後者は仲のいい友達のような印象を与える。

 

つまり、親しみやすさを出したいなら話し言葉、権威っぽさを出したいなら書き言葉を使うのが良いということだ。まあ考えてみれば当たり前の話なんだけどねw。

 

「自分の文章なんか嫌なヤツに見えるなー」と思ってる人は、この点を注意してみたらいいかもしれない。特にタメ口は、敬語と比べても言葉遣いによる影響を受けやすい。もしかしたら、自分では思ってもない印象を読者に与えてるかもしれないよ。

 

さいごに

結局俺は、個性を出したいとか考察を書きたいと思っていたので、タメ口を使うことにした。ただ自分の文章を見て、キツいなあと感じることも多い。書き方が悪いのか、単に文章力が無いだけなのか分からないが、とりあえずこれからは言葉遣いにも気をつけたいと思っている。

 

次の記事では「一人称問題」について分析してみようと思う。

「僕」なのか「私」なのか「俺」なのか。

 

みなさんは敬語とタメ口どっちを使ってますか?ぜひ教えて下さい!

それでは!